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● HCM-Pro担当者インタビュー@バンダイ静岡ホビーセンター 2006年6月22日(木)
バンダイご担当/ホビー事業部 企画開発チーム 松岡さん 
 
おかげさまで大好評を頂いたHCM-Pro担当者インタビュー、第1回は「HCM-Proの誕生についてお話をお聞きしました。さて、第2回はラインナップの秘密に迫ります!!これを読めば今後のラインナップが予想できるようになる!かも!?今回はバンダイ静岡ホビーセンターのレポートもお送りします!



―さて、話は変わりますが、HCM-Proのラインナップはどういう風に決定されているんですか?
松岡さん:
ガンダムで新ブランドを立ち上げる時にはやっぱり1年戦争からだろう、ということで最初ファースト系からやらせて頂いていたんですが、支持してくださるファンの方が多いキャラクターも織り込んでいます。ラインナップ決めは最重要課題で色んな要素の中で、決まっていくもので、決定方法は一概には言えないのですが、最初に企画がテーマとラインナップを製作します。それを売る側(マーケ)と宣伝製作(プロモーション)がそれぞれの立場から意見がだされ、基本ラインナップを決めていきます。前の日徹夜で作ったプランがあっさり否定される事も度々で、泣きたいくらいなのですが、驚きと感動がないとシリーズとして次への期待を持っていただけなくなるので、何度もがんばりますよ。企画としては、「ガンダムの細かなトレンドや予測」を版元さんからお聞きしつつ、ユーザーさんからのご意見を「今欲しいMS」「今のハイコンに欲しい要素を持つMS」「1/200だから出来るMS」と言う要素ごとに分け商品に反映させています。展示会等でのご意見は参考にさせてもらってます。気付かされることがいっぱいです。みなさん、今後ともご意見、よろしくお願いします。
今回の「逆襲のシャア」ラインに関しては、このシリーズの中でνガンダムとサザビーがメインの2キャラになるんですが、「アムロってνガンダム乗る前にリ・ガズィ乗ってたよね」とか、そういう話をどんどん膨らまして行った上での必然性を考えてやっていけたらと思っています。
もちろん、ラインナップって途中で検討し直さないといけない部分もあるんですけど、その時もなるべくそれを崩さないようにしています。「だからこの発売月にこのアイテムが必要なんじゃないの?」ってユーザーさんにも納得してもらえるようにしたいです。



―ファーストが最初に来て、映画があったから次にZがあるのは分かるのですが、なぜ今「逆襲のシャア」なんですか?
松岡さん:
「逆襲のシャア」にいった経緯というのは、ストーリーを一番重視しました。
ファーストは、連邦軍のアムロ、ジオン軍のシャア、という2人のライバルがいるじゃないですか。そしてZガンダムはファーストの話の続きっていう部分がありますよね。その中でユーザーさんは、「アムロとシャアの決着って結局どうなったっけ?」と、改めて思ってないかな?敵だったり、仲間だったり複雑ですからねあの二人は。そんな部分を商品を通して思い出してもらえれば。しらなかった人はこれを機会に「そうだったんだ〜」ってより分かってもらえれば、商品で遊ぶ以外の楽しみ方を提案出来る。と思ったのが始まりです。
アムロとシャアのライバル関係を重視した時に、最終決着が着くのは逆襲のシャアだった、という事です。
本来ならばモビルスーツの系譜でいうと、Zガンダムの次はZZなんですけども、そこに行くのとはまた違う理由でHCM-Proのラインナップと系譜を考えました。



―「逆襲のシャア」の第1弾にガンダムを持ってこなかったのには驚いたのですが。サザビーでもνガンダムでもなく、ヤクト・ドーガというところが。
松岡さん:
美味しいものは後に取っておく、というのではなくて(笑)。
買ってから楽しむとか、コレクションをするという事を考えた時、ストーリーの中でどういう風に流れていくかを楽しみながら買ってもらう為には、まず青いヤクトじゃないかと。
で、サザビー、リ・ガズィが出て来る。リ・ガズィは、サザビーにやられた、サザビーはνガンダムにやられた、という決着の図式が進んで行くためには、この順番でなければならなかったという事です。
実は、今回の隠れたテーマは、「対決」でして、各商品が名対決シーンを再現出来るように、関節範囲や、武装等を設定しています。あのシーンを再現出来るように!って感じです。
それがやっぱり、パッケージのデザインに繋がる所があります。(注:パッケージを並べると実は対決の図式になっている!)完成品は買う事である程度の満足感がありますから、「次はあれが飾りたい」「次はこれ出てこないの?」って思ってもらえるラインは重要なんです。



―説明しなくても発売の順に並べたら対決の図式ができ、ストーリーの流れになっている、というのはファンとしては嬉しいですよね。
松岡さん:
5月のホビーショーでヤクト/リ・ガズィ/サザビーの対決をジオラマを作製して出展していたのですが、実はそれが今のラインナップだったということで(笑)。
ラインナップに関しては、逆に期待してもらって、出して欲しいものを言ってもらいたいですね。ファースト系とか、Z系とか、まだまだありますから。ユーザーの方からそういう声を頂いて大きな波ができれば、こちらとしても検討して行きたいですね。



―今後もファーストのラインナップに関しては続けていきますか?
松岡さん:
丁度30周年のアニバーサリーなタイミングがありますからね。今回ファーストをやらせて頂いているのも、シャアとアムロの対決というところから、じゃあ最初の戦いって何だったの?というように話が繋がっている部分だというのもありますから。
そこでちゃんと話が繋がるように私達も考えて商品を展開していきたいと思います。



―「MS in ACTION!!」とかには大型のものもありますが、HCM-Proでモビルアーマーなどはどうですか?
松岡さん:
やってみたいですね。サイコガンダムMK-II は検討してましたよ。この前。誰がやってたかな…?あれ…。
ハイコンプロの主素材であるABSは、大きくなってもシャープさが維持出来るのは、ガンプラファンなら周知の事実で、大型だと1/200の長所も引き出せる。やらないなんてもったいないですよね。シーン再現大型ジオラマとかやってみたいです。
そのほかにもいろいろMAや大型MSはありますので…引き続き企画として検討していきたいと思います。



―サイコガンダムMk-IIには変形するものがないですから。初めてのものにはユーザーとしては弱いですからね。期待したいですね。
それではガンダマー・ドットコムでもしまたアンケートを取るとすれば、是非モビルスーツだけじゃなくて、好きなエピソードや理由も募集したいですね。
松岡さん:
ガンダマー・ドットコムさんで、更に踏み込んだアンケートって、なんか楽しそうですね。いいかも。このシーンが好きだからこのMS欲しい。とかだと、商品仕様に落とすときにも、より納得いただける物に出来ちゃいますね。
今回は、某作品の終わりで、シャアが核ミサイルを持って戦艦でどどーって、どこかに消えていくシーン。あれ何だろう?と思ったら「逆襲のシャア」で明らかになる…といった感じです。
「逆襲のシャア」を見てみると、アムロとシャアの回想シーンでガンダムとゲルググが戦っているんですよね。そんな考えで読むと次に何が出てくるだろうって、次の商品が出るまでの時間も楽しんで頂けるんじゃないかと思います。
でも、この間アンケート取って頂いたもの、結構あの上の順番は結果的に商品化されてますからね(笑)。
なんだ、結局予測されてるじゃないのって(笑)。 
2005年8月に実施したHCM-Pro商品化希望アンケート



―まだ全然触れられていない後のシリーズとか、変形とか、個人的に期待しています!さて、次の展開のヒントを頂きたいのですが…。
松岡さん:
ヒント…難しいですね。私が言っちゃうとヒントでなくなってしまうかも(笑)。
買って頂いてからの楽しみをさらに増やしていきたいですね。同時にいろんな方向で楽しんでもらいたいです。ガチャガチャ遊んでいじってもらいたいですし、模型のようにスミ入れしたり、改造したりするいじり方もしていただけるような…ミリタリーの素材にもなるようなキャラクターとかもあったら、いいと思いませんか?
まあ、これは変わるかもしれませんし、世の中の流れや商品展開しているシリーズのバランスなどを考えると…なんとなくわかっちゃうかも…。あ、あとは映画とかもありますし、また大きな波がくるのか!?といったところでしょうか。

 

次週はついに最終回。新作のゲルググ/リ・ガズィ・サザビーについて、企画のポイントを紹介していただきます。HCM-Proの製造の秘密(?)や、どさくさに紛れて松岡さんの夢も聞いちゃいました!お楽しみに!

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